クラウドファウンディング(CF)で資金造成し、商品開発した有限会社八重泉酒造(座喜味盛行代表取締役社長)は21日、同社で会見を開き新商品「古酒八重泉44度」をPRした。同商品は八重泉酒造初となる直釜蒸留製法100%の一品。
同商品は2014年、石垣市商工会の支援を得た「石垣島ファウンド事業」の一環として、ミュージックセキュリティーズ過株会社がクラウドファウンディングで支援者を募集。その結果、1口3万円に対し、309口(255人)、900万円の資本金が集まった。
同資金で原料米や貯蔵タンクを購入し、古酒にするために3年間熟成。ことし9月に商品として販売開始となった。
出資者に3万円の配分をする必要があるため、売上目標は2020年の決算までに1500万円。
座喜味社長は「昔ながらの蒸留方法で味、風味が濃厚な酒」とPRし、「度数は44度でお酒好きにはじっくり味わえる。色々な味わいを楽しんでほしい」と話した。
サイズは300、720㍉㍑、1升の3種類。300㍉㍑サイズはすでに販売開始している。
同商品は23日、那覇市で開かれる離島フェアに出品する。