参加者からは、駐屯地開設後の航空機飛来の可能性を問う声があり、防衛省の担当者は「ヘリ部隊や航空部隊を石垣島に配備する計画は全くない」と答えた。
別の参加者からは、宿舎整備について「(予定地周辺の)大本小学校の児童数が少ない。なるべく小さい子のいる隊員を駐屯地の近くに配置してほしい」と配慮を求める声があり、防衛省側は「当然、考慮しながら検討を進める」と前向きな姿勢を示した。
駐屯地開設後、周辺の道路が混雑することを懸念する質問もあり、防衛省側は、その場合、同省の予算による道路整備などを検討すると応じた。
陸自配備の意義について伊藤部長は、中国や北朝鮮などの活発な軍事活動の実態を解説。防衛の空白地帯を埋める必要があると理解を求めた。
29日には一般市民対象の説明会が午後6時半から市民会館大ホールで開かれる。