サッカーの明治安田生命J3優勝とJ2昇格を決めたFC琉球の金鍾成監督や選手らは26日、県庁で報道陣や関係者、ファンに向けて報告会を開いた。FC琉球は3日にホーム、タピック県総ひやごんスタジアムでザスパクサツ群馬戦で4対2で勝利し、J3優勝とJ2昇格を決めた。今季はJ3での最速優勝、またJリーグ25年の歴史で2例目となるホーム無敗優勝を果たした。
琉球フットボールクラブ株式会社の倉林啓士郎代表取締役社長は「ついにこの日を迎えることができた。『琉球昇竜』というスローガンを掲げ、J2昇格するという強い意識で戦った。県民の皆様の15年間の長いサポートの賜物」とあいさつした。金鍾成監督は「我々は3年前から『3対1で勝つサッカー』を目指し、積極的に攻めることによって、バランスを崩し失点することがあっても、そこで怖じ気ずにどんどん攻めていくという考えで取り組んだ」と振り返った。
玉城デニー知事は「FC琉球の活躍は県民に感動と元気をもたらし、青少年に夢と希望を与え、沖縄の誇り。来季はJ2のハイレベルな試合を沖縄で観戦できることを楽しみにしている」と祝辞を述べた。
GKの朴一圭主将は「多くの方々にスタジアムに足を運んでいただき、我々の背中を押す声援を送ってくれたことが大きかった」と感謝。また「来季はより厳しい戦いになる。来季はJ2でFC琉球旋風を巻き起こせるように日々頑張っていきたい」と強く決意した。
FC琉球は現在31試合を終え、20勝6分け5敗、勝ち点66、得失点差プラス31。最終節となる12月2日に富山県総合運動公園陸上競技場で、カターレ富山と対戦する。