㈱りゅうせき(當銘春夫代表取締役社長)は27日午後、南ぬ浜町で新八重山支店の竣工式と落成披露セレモニー、内覧会を開き、地元企業や各種団体、行政機関の関係者ら約170人が参加した。そのあと、市内ホテルで落成祝賀会を開催して、落成までの工程をDVDで披露した。
竣工式は八重山本願寺布教所の高木深正住職による仏式で執り行われた。セレモニーで當銘社長は「2016年に工事がスタート。2年余無事故で落成した。関係者の尽力に感謝」と述べ「八重山地区は台風のたびに影響を受けてきたが貯蔵規模を拡大した。万全の体制で八重山圏域の経済活動をバックアップし、安定供給の使命を果たし地域のために尽力したい」とあいさつした。
続いて中山義隆石垣市長をはじめ、りゅうせき関連会社、地元ガス会社ら代表者8人がテープカット。その後内覧会が開かれ、敷地内の施設を担当者が解説し、参加者らは新施設の規模に見入っていた。
総事業費60億円。敷地面積は3万6千531平方㍍で、現油槽所の約3・3倍。石油製品貯蔵量は1万4千200㌔㍑となり、現在の約2・2倍。平均在庫日数は22日。ガス製品貯蔵量は600㌧で、現在の約2・4倍。平均在庫日数は60日となる。