県産食肉等消費拡大推進協議会(大城勉会長)は11月29日の「いい肉の日」に合わせて、県産食肉、鶏卵、牛乳等の消費拡大を図る「うちな~いい肉の日」街頭イベントを道の駅いとまんで開催した。
オープニングイベントでは豚の丸焼きや県産若どりの唐揚げ、県産牛乳など県産食肉の試食コーナーが用意され、多くの人が列を作った。上原昭糸満市長が「おいしい県産食肉を堪能していただきたい」とあいさつした。
大城会長は牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵の生産、酪農の情勢やTPP11(イレブン)、日欧EPAの発効について触れ、「海外から安い食肉や乳製品が輸入されることになり、畜産生産者の経営環境はますます厳しさを増している」と説明した。
同協議会では生産者、流通業者、行政等が一体となり、11月を『県産!畜産!まーさん!月間』として位置付けており、県産食肉、卵、牛乳等の消費拡大に向けた取り組みを展開している。
イベントに参加した那覇市の新城和美さん(60)は「あぐ~豚の丸焼き」を試食し、「豚肉が柔らかく、コクもある」と喜んだ。豊見城市の照喜名政敏さん(79)は「鶏汁もおいしかったよ」と「美ら島あぐ~焼肉ドッグ」をうれしそうに頬張った。
このほかラジオ沖縄による公開生放送が行われたほか、県産食肉・鶏卵に貼付された「まーさんシール」を集めて抽選でプレゼントが当たる「消費拡大キャンペーン」(応募期間12月20日まで)もPRした。