石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会は防衛省の陸自配備説明会当日の29日、大濱信泉記念館で開かれ、同説明会に抗議する声明を発表した。また、防衛大臣、沖縄防衛局に対する公開質問状を提出したことを報告した。
声明文は上原秀政共同代表が読み上げた。防衛省の説明会開催は「防衛省の『説明した』という既成事実」と批判。配備予定地の環境アセス条例適用については、「適用を免れる経過措置期間内にあたる来年2月に強行しようとしている。手続きを中止・停止して説明会を開催すべき」と求めた。
また、同会が防衛省に要請した回答の中で、「石垣島における陸上自衛隊の配備を着実に進めていく考え」などの説明について、「まさに、配備ありきの姿勢」と述べた。
嶺井善共同代表は、「予定地下流域には地下水源がある。取水域の上流に基地を造っていいのか」、金城哲浩共同代表は「配備ありきのやり方。市民の声を聞こうとしない」と憤った。
公開質問状は、26日付で提出。質問事項は、入札公告が行われた駐屯地造成工事に関するものなど6項目。