署名1万4844筆に 陸自配備の是非を問う 住民投票求める会が閉幕式

署名数の「14844」筆が順にプレートで示された=1日夜、大浜公民館

 石垣市平得大俣地区への陸上自衛隊配備の是非を問う住民投票の実施を求めている「石垣市住民投票を求める会」(金城龍太郎代表)は1日夜、住民投票条例の制定を求める署名活動「市民大署名運動会」の閉幕式を大浜公民館で開き、同日午後7時43分時点で1万4844筆が集まったと発表した。

 同会は4日に市選挙管理委員会に署名簿を提出し、同日午後には県庁で記者会見をする予定。辺野古米軍基地移設のための埋立ての賛否を問う県民投票が2月24日に決定したことを受け、当初は5日の予定だった署名簿の提出を4日に変更して、県民投票と同日の実施を目指している。そのため年内に本請求できる可能性を探り、来年1月の臨時市議会で同住民投票の採決を狙う。ただ、住民投票に法的拘束力はない。
 請求代表者の平田誠さんは「全員が配備反対ではなかった」と述べ、戸別訪問先などで自衛隊配備に賛成の人がいたことも語った。
 金城代表は「それぞれができることを持ちあって運動会は成り立った。住民投票実施に向けて、これからが本番」と述べた。
 同運動会は10月31日から11月30日まで行われたが、未回収分や重複署名の整理を12月2日中に済ませるため、発表された数は変動する見込み。
 地方自治法では、投票実施には有権者の50分の1以上の署名を集め、議会の同意を得て条例を制定するよう定めている。

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