那覇市は3日、認可保育園などで4月入所の受け付けを開始した。期間は来年1月11日まで。初日は朝から多くの父母らが市役所3階のこどもみらい課窓口前に集まり、手続きを行った。
受付開始式で城間幹子市長は「待機児童の解消は市政運営の最重要課題。保育施設の増設や、潜在保育士の現場復帰を促す独自事業を実施するなど多くの施策を進めている」と強調。待機児童ゼロへ決意を示した。
那覇市は休日にしか受け付けができない世帯を対象に16日午前10時から午後4時まで、臨時で市役所の同課窓口を開けて対応する。例年、受け付け期間の終了間近になって窓口に来る人が多いため、早めの来庁を呼び掛けている。
市の担当者は「女性の社会進出で、両親が共働きになるため、子どもを預けたいと思う家庭が多い」と分析。4月には約1万人が新たに入所したが、待機児童は138人に上った。