第4回沖縄国際音楽祭「第九 in OKINAWA」(主催・同実行委員会)が9日午後2時から宜野湾市の沖縄コンベンションセンター劇場棟で開催される。当日券4千円。
県内外から公募し、結成された200人規模の合唱団が、ベートーヴェン作曲の「交響曲第九番」を琉球交響楽団による演奏で歌い上げる。指揮は大勝秀也さん。また3年ぶりの来沖となるギリシャ出身で世界的プリマ・ドンナのディミトラ・テオドッシュウさん(ソプラノ)をはじめ、兼嶋麗子さん(アルト)、前多孝一さん(テノール)、仲本博貴さん(バリトン)ら豪華ゲストが共演する。
第九を通して沖縄の音楽文化の発展や国内外との文化交流、県民の豊かで文化的な生活への貢献を目指すことを目的に2013年から毎年開催される同イベント。年々、観客数や合唱参加者数も増えており、盛り上がりを見せている。同実行委員会の岩崎セツ子委員長は「沖縄の人は声が良く、歌がとっても好き。いずれは一万人の第九が夢じゃないようになってほしい。沖縄県民全員が平和のために歌いましょう」と多くの参加を呼び掛ける。
午後1時30分には同会場ロビーで那覇市立石嶺小学校合唱団によるウェルカムコンサートが開かれる。同合唱団は先月、NHK全国学校音楽コンクールに九州地区代表として沖縄から14年ぶりの出場を果たし、銅賞に輝いている。