「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会」代表運営委員の我那覇真子さん=名護市=が、自身が制作・出演するラジオ番組の放送が一方的に打ち切られ、表現の自由の侵害と精神的苦痛を受けたとして、FM21に慰謝料100万円の支払いを求めた訴訟の第1回口頭弁論が10日、那覇地裁(剱持淳子裁判長)で開かれた。FM21は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
原告の我那覇さんは、この日の弁論で「(地元メディアから)ラジオ局に圧力がかかり、ラジオ局は総務省にお伺いを立てることなく一方的に我々の番組を打ち切りすると通知してきた。保守言論人に対する人権侵害そのものであり、言論の弾圧そのもの」と意見陳述した。
被告側は請求棄却を求めており、具体的な反論については追って主張するとしている。第2回口頭弁論は来年1月18日の予定。