2018年第4回竹富町議会(新田長男議長)12月定例会の一般質問2日目が12日、同議場で開かれ、三盛克美、渡久山康秀、加屋本真一、山下義雄の4氏が登壇した。波照間空港の再開は、民間企業が航空機を活用し運用する計画だが、再開のめどは立っていない。県の上原地区農業集落排水事業は地域の同意率が85%となったが、採択基準が変更されたため不採択となった。
波照間空港再開は加屋本氏が質問した。政策推進課の通事太一郎課長は、これまでの経緯を説明し、県離島航空路維持協議会の状況を報告。「現在の航空機を活用し、民間に会社を作ってもらい運航を再開する方向性。協議会で詳細を詰めている」と答えた。
三盛氏、渡久山氏は上原地区農業集落排水事業の進捗状況を確認。産業振興課の小濵啓由課長は、事業説明会や個別訪問での同意率が85%となったことを報告。「諸条件の変更となったため30年度は不採択となった。取り組みの再検討を余儀なくされている。町内で再検討している」と説明した。
渡久山氏は石垣支所建設について内容を確認。通事政策推進課長はプロポーザル方式の利点として、設計と施工が一括して発注できることを示し、入札後の過程で実施設計が策定される旨を伝えた。
山下氏は消防団の過酷な業務を紹介。消防条例で業務を明確化するようと求め、防災危機管理課の東金嶺肇課長は、「必要な改正を含め、業務を明確化したい」と述べた。
一般質問は13日まで。