マグロ枠の繰り越し可能に 中西部太平洋委で合意

 米ハワイで開かれていた太平洋クロマグロの資源管理を議論する中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の年次会合が現地時間14日(日本時間15日)閉幕し、国ごとに割り当てられた漁獲上限に達しなかった場合に翌年に一定程度を繰り越せるようにすることで合意した。日本の水産庁が15日、発表した。
 2019年の未利用分から適用し、漁獲上限の5%までを20年の漁獲枠に上乗せできるようになる。
 会合では19年の漁獲枠は現行の水準を維持することも確認。来年の会合で資源状況を改めて確認し、増枠するかどうかを議論することで一致した。
 WCPFCでは02~04年の平均漁獲量に対して小型魚(30キロ未満)は半分に、大型魚(30キロ以上)は増やさないと決めている。現行の日本の漁獲枠は小型魚が4007トン、大型魚が4882トン。
 会合は現地時間10日から開かれ、メバチマグロやカツオについても議論した。来年の年次会合はパプアニューギニアで開催する。

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