県内北部地域を中心に活動する名桜大学応援団チアリーディング部は15日、名護市の同大学多目的ホールで北部12市町村への感謝を込めた応援ステージ「第二回若桜の下に」を開催した。
同大学校歌・賛歌、応援歌などを披露したほか、同大学硬式野球部、女子バスケットボール部、吹奏楽部、ヒップホップサークルと共演。臨場感あふれるステージで盛り上げた。団員の笑顔と元気あふれ、息の合ったパフォーマンに、会場から拍手が沸き起こった。
同部の部長益満萌さん(3年)は「応援団の活動を続けることができたのは、やんばる地域を盛り上げたい、やんばるの皆さまに笑顔をお届けしたいという変わらぬ強い信念があったから」とあいさつ。ステージラストは会場と一緒になって、北部12市町村を応援した。
市内外から260人の観衆が集まり、ステージを楽しんだ。チアリーディングを見るのは2回目と話す同大学の仲村優衣さん(20)は「みんな笑顔で踊ってパワーをもらい、元気になった」、金城麻友さん(21)は「練習を頑張ってることが伝わる。すごく努力していると思った」と感心した。鈴木悠史さん(28)は「大学応援団は大学だけを応援することが多いが、地域全体のことを考えているのがすごく良い」と評価した。
同部は2016年4月に同大学生課職員で大学時代に応援団として活動していた高橋正大監督が発起人となり、県内の大学唯一のチアリーディング部として誕生。チーム名「ラディアント(きらきら光り輝く)」が示すとおり、北部地域を中心に新年会や桜まつり、ツール・ド・おきなわ、なご・やんばるツーデーマーチなどで披露し、地域住民から愛される活動を続ける。現在は3年生3人、2年生1人、1年生3人の計7人。