日本サッカー発展のために「~夢を持つことの重要性~」と題した講話が15日、石垣市健康福祉センターで行われた。講師としてリオデジャネイロ五輪でサッカー日本代表の指揮を執り、Ⅴ・ファーレン長崎の監督に就任が決定した手倉森誠氏が招かれ、自分自身が経験したことなどを話した。小中高生、指導者、保護者ら計135人が参加した。
手倉森誠氏が体験してきたことを提供してもらい、八重山サッカーの発展へつなげることが目的。
手倉森氏は「目標を達成するためには志・夢をもつことが大事。人と時がそろえば道は自然と開く」と強調。日本サッカーの発展にはJリーグを発展させる必要があるとし「そのために魅力あるクラブづくり、人材の育成、特に指導者を育てる必要がある」と指摘。「クラブには地域と関わりが持てる選手が必要、日本代表とクラブの連携を作っていくことが重要になる」と呼びかけた。また、子どもたちには「単純なプレーでもボールを蹴るときの音は違う。そこをこだわりながら練習して、勝つことを意識しながら試合を楽しんでほしい」と述べた。
最後にロシアワールドカップ時の「出陣・突破」と題したモチベーションビデオを上映、参加者らはサッカーや日本代表選手らの関心を深め、自分でストーリーを持つことの重要性について学んだ。