那覇市(城間幹子市長)は16日、宇栄原1丁目のマンション建設現場で発見された不発弾の処理を行った。陸上自衛隊第101不発弾処理隊が実施し、現場に設置された処理壕内に不発弾を設置後、隊員が信管を手作業で外した。処理されたのは、旧日本軍製の60㌔爆弾2発で、住宅地にあるマンション建設現場で見つかった。
市は城間市長を本部長に現地対策本部を赤嶺自治会館に設置。現場から半径199㍍以内の地域を避難対象区域に設定し、区域内を通る県道221号と沖縄都市モノレールを処理終了まで、通行止め及び運行停止とした。居住する約800世帯、約1千500人が避難対象となった。処理完了時刻は午前11時59分、モノレール運行再開時刻は12時10分だった。
那覇市は午前8時に現地対策本部を設置。住民避難は午前8時半から開始された。市職員らは一軒ずつ避難対象世帯を回り、住民に避難を促した。また、広報車も周囲を巡り、処理の実施を市民に周知し、避難を呼び掛けた。住民避難場所は近隣にある小禄市営住宅などに設置された。