第二次世界大戦中に波照間島から西表島に強制疎開させられ、戦争マラリアにより亡くなった人たちを追悼する慰霊祭(忘勿石之碑保存会主催)が終戦の日の15日午後、西表島の南風見田浜にある忘勿石之碑前で開かれた。同碑保存会員や遺族ら約20人が参列し、悲劇を後世に継承することを誓った。
慰霊祭は正午にスタート。1分間の黙とうのあと、参列者が次々に献花し、慰霊碑前で手を合わせた。
戦時中、軍の命令で南風見田浜に疎開した波照間島の住民らは、次々とマラリアに罹患し、同地で85人が命を落とした。その後、終戦し引き上げたあと、波照間島で500人あまりが亡くなった。
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