与那原町、西原町、中城村、北中城村でつくる「東海岸地域サンライズ推進協議会」は18日、県庁を訪れ、大型MICE施設の整備促進の要請を行った。与那原町の照屋勉町長は「住民もいつできるのか気になっている」と述べ、国に対する働きかけや県と同協議会が連携し、まちづくりや交通インフラ整備などの課題に対し積極的に取り組むことを要請した。
要請を受けた玉城デニー知事は「東海岸のこれからの発展に非常に大きな経済効果があるのは言うまでもない。県もこれからもしっかりと取り組む」と答えた。照屋町長からの「地元として何ができるか」という問いに対し、県文化観光スポーツ部の嘉手苅孝夫部長は「地元も県と一体となって望んでいることを示すことが大切」と説明した。
西原町の上間明町長は「この事業が前に進まないと市町村の計画が進められない」と訴えた。嘉手苅部長は「全国的なレベルのイベント会社や調査会社にノウハウをいただき、精緻な高度な資料を整えているつもり。粘り強く施設の実現のために頑張っていく」と強調した。
玉城知事は、国が進める国家戦略と地域が求めていることのずれを感じるとして「機会があれば一緒に上京を」と提案し、同協議会も前向きな姿勢を示した。