年末年始の交通安全県民運動開始式(主催・那覇市交通安全市民運動推進協議会、那覇警察署、那覇地区交通安全協会)が19日、那覇市牧志駅前のほしぞら公民館で開かれた。運動期間は21日から来年1月4日までの15日間で、今年のスローガンは「飲酒運転だめなの わかるよね?!」。
交通安全市民運動推進協議会会長の城間幹子那覇市長は「年末年始は宴会などの機会も増える。飲酒絡みの交通事故も懸念される。改めて飲酒運転をしない、させない、許さないという固い決意を持って、交通ルールやマナーを守るとともに家庭や地域職場で強く訴えなければいかない」と呼び掛けた。
那覇署管内の月末現在の飲酒運転による検挙者数は264件、飲酒絡みの人身事故は9件。那覇警察署の梶原芳也署長は「飲酒運転根絶は道半ば。期間中の飲酒運転取締や二輪車に対する指導取締を強化する。関係団体と連携し、子ども、高齢者、夜間の交通事故抑止に向けてさらに強力に取り組む」とした。
那覇地区交通安全協会の上間優会長は「歩行者の事故等が多発傾向にある。歩行者も、停まる、見る、待つをしっかり意識し安全を確認した上で横断する必要がある。また夜間外出する際は明るい服装や反射材を活用し、自分の命は自分で守るという自己防衛に努めることが最も重要」と呼び掛けた。
開始式では2018年度交通安全ポスター表彰式が開かれ、最優秀賞を受賞した金城中学校の有田伊吹さん(3年)、友知樹里さん(2年)、池田日菜さん(1年)、小禄中学校の與儀芹菜さん(1年)が表彰を受けた。
また那覇税務団体協議会、那覇税務署、㈲グローバルスタッフは、計1533人に及ぶ飲酒運転根絶宣言書の提出。さらにダンスパフォーマンスを通じて交通安全思想の普及啓発に取り組む古蔵小学校ダンスチーム、ネクステージはダンスを披露し、飲酒運転根絶宣言を行った。