天長節(天皇陛下の御誕生日)だった23日、県民有志らによる奉祝パレードが那覇市の国際通りを練り歩いた。100人ほどの参加者は午後6時過ぎに牧志公園をスタートし、県庁に向かってパレードを行った。「天皇陛下、お誕生日おめでとうございます」「天皇陛下、万歳」「平成の御世、万歳」と叫び、手に持った日の丸の旗を高く掲げて万歳した。日没後の国際通りは多くの観光客や地元客でごった返しており、通行人らは突然現れた「日の丸行進団」に手を振り、スマートフォンで写真を撮るなどした。
パレードは、県民有志らで構成する「天長節奉祝パレード沖縄実行委員会」が主催。参加者の翁長潤さん(52)は「県庁が近づくにつれ、平成が最後なんだという高揚感が湧いてきた」と振り返り、自然災害が多発した中、国民に寄り添われた天皇皇后両陛下を思うと「うるっと来た」と感慨深げだった。
近隣飲食店の男性は、「皇太子さまの時代は、更に国民と近くなるだろう」と話し、次の御世に期待と希望を膨らませた。