今年8月に台湾・台北市で開催された「第10回 BFA U12アジア選手権」で世界3位(銅メダル)となった侍ジャパンU―12代表が来月13日、第132回沖縄県学童軟式野球大会の優秀選手から選ばれたチーム「侍ジャパンU―12交流会おきなわ選抜」と浦添市民球場で交流試合を行う。県選抜メンバーに、少年荒鷲野球団(大浜明彦監督)の伊志嶺太千(たいち)君(12)=石垣=が選ばれた。八重山地区からの選抜は伊志嶺君のみ。
伊志嶺君は「U―12の審査・選考に挑戦し2次選考までいったが、選ばれなかった。相手はそのチーム。自分の力を見せつけたい」と意気込みを語った。
県選抜メンバーには、第132回大会で優勝した浦添タイガースや少年荒鷲と同じくベスト4の嘉手納ライオンズなどから総勢15人が選抜。総監督は沖縄県野球連盟学童部の立尾肇氏、監督は浦添タイガース監督の与那嶺幸善氏が務める。
伊志嶺君は3人兄弟の末っ子。少年荒鷲で野球をしていた兄2人の影響で野球がしたくなり、小学1年生の時に入団。1年生から投手も務めていた。
「低学年の時はコントロールもあまり良くなくて、自分のミスで崩れていくことが多かった。最近はコントロールもだんだんついてきて、三振をとったり、打ち取ったりするのが楽しい」とさわやか。「空振り三振より、見逃し三振をとりたい」と笑みをこぼした。