【金波銀波】「遠交近攻」。…

 「遠交近攻」。近隣の国を攻めて遠い国と親しくする、という古い中国の言葉がある。世界中で隣国同士の関係は、えてして良くない。しかし、日本ほど「ご近所さん」に恵まれない国も珍しいのではないか◆石垣市の尖閣諸島周辺海域を荒らし回る中国、日本人を拉致し、ミサイルで威嚇する北朝鮮、北方領土を占拠するロシア。さらに近年は、少なくとも建前上は「友好国」であったはずの韓国まで慰安婦問題、徴用工問題、軍艦のレーダー照射問題と「反日」政策を連発している◆社会体制もイデオロギーも違う3国はともかく、自由や民主主義の価値観を共有していると思われた韓国の行動には、多くの国民が驚いている。文在寅政権は国内の反日感情に迎合しているようだが、日本より北朝鮮を大事に扱うような政策は理解不能。今後も非常識な行動が続けば、韓国は国際社会から相手にされなくなるだろう◆4国の「包囲網」は半永久的に続くかも知れず、特に海を挟んで中国と対峙する沖縄の課題は大きい。安倍外交で対中、対ロ関係は改善傾向にあるが、対症療法では抜本的な解決策にはならない◆戦後70年の平和外交を堅持することは当然。と同時に、日本の知恵や行動を後ろ手に縛るような憲法9条の改正は、次世代への責務だろう。

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