「平成」としての新年を寿(ことほ)ぐ最後の年賀状の仕分け作業が、大詰めを迎えている。石垣市内と竹富町、与那国町を管轄する八重山郵便局(西里博務局長)=石垣市大川=は29日夜、1通でも多く元日に届けようと、管轄地域郵便局から集められた年賀状を配達場所ごとに仕分けする作業に追われた。
八重山郵便局によると、今年の年賀状の引き受け総数は約31万8000通(前年度約36万通)で、29日現在、約20万3000通の配達準備をしている。29日から31日までの3日間に作業のピークを迎える。
同局内では職員らが手分けして、配達場所ごとに1通ずつ仕分けをしていた。
日本郵便では年賀状を元日に届けるため12月25日までの差出しを呼び掛けているが、同局では日以降に出す人が少なくないという。西里局長は「25日以降に出された年賀状も、元日に届けられるよう努力しています」と話した。