また、沖縄の芸術文化を国内外に発信する「琉球歴史文化の日」を制定し、今年、上演300周年を迎える組踊の記念事業も実施する。本島北部と西表島の世界遺産登録に向け、同時登録を目指す奄美地域との交流を深め、国や自治体と連携する考えも示した。
沖縄経済については、入域観光客数の伸び、完全失業率、有効求人倍率の改善を挙げ「好調な状態が続いている」と強調。来年3月に第2滑走路が整備される那覇空港について「さらなる航空需要の拡大が見込まれる。アジアの航空機整備需要を取り込む産業集積でも魅力的な位置にある」と、昨年完成した航空機整備施設を生かした航空関連産業の誘致に意欲を見せた。
沖縄が優位性を持つ産業の育成やアジアのダイナミズムを取り込む施策を推進し、県民所得の向上に取り組むとした。