沖縄市消防出初め式が5日、市民会館大ホールで行われた。市消防本部や消防団、女性防火クラブなどが集結し、市民の防災意識の向上と消防体制の充実強化に努める決意を新たにした。県消防協会中部地区支会より消防職員7人、消防団員9人に永年勤続章が与えられた。
沖縄市消防本部の仲宗根繁消防長は「本市消防本部は地域住民の安全を確保する消防体制の強化に向けて消防車両や資機材など、消防装備の充実と高度化を進めている」とあいさつした。来年度は水難救助支援車や水槽付ポンプ自動車が配備されるという。
舞台では消防職員による空手演武や消防団第六分団による寸劇が行われた。市美原のキディー保育園の園児は「ピカピカの歌 わが家の住警器」のダンスを披露した。
式典終了後には同会館第一駐車場で、消防車両や消防職団員、女性防火クラブ、幼年消防クラブが行進し、市宮里のめぐみ野保育園の園児はポンプ操法などを披露した。
消防職団員による消防総合訓練も披露され、安全で確実、迅速な動き息の合った救命活動に、集まった多くの親子連れがくぎ付けとなった。