【視点】予断許さぬ台湾、尖閣情勢

 中国主導の「統一」が行われれば、八重山のすぐ隣にある台湾は「民族の偉大な復興」と称して覇権国を目指す中国の「駒」と化すのだろうか。戦慄を禁じ得ない。
 習主席が「武力放棄は約束しない」と語ったことについては、国営テレビでコメントを求められた台湾の専門家が「外部勢力や、台湾の一部の独立分子に対する警告であり、国の領土保全に対する自信や能力を示すものだ」と解説した。中国が武力行使を平然と正当化する体質であることを、改めて認識させられる。
 中国メディアは「一国二制度」について「香港が台湾のモデルになる」とも主張している。しかし香港の民主化運動は抑え込まれ、住民は共産党独裁体制に組み込まれつつあるのが現状だ。
 中国は年明け早々の1月5日、石垣市の尖閣諸島周辺海域で海警局の船4隻を領海侵入させており、沖縄・八重山に対する圧力も緩めていない。日中関係は改善傾向にあるとされるが、中国の行動を見れば、それは目先の話でしかない。
 石垣市では、陸上自衛隊の配備計画が進んでいる。尖閣情勢も台湾情勢も、ともに予断を許さない。
 早急に陸自配備を実現し「備えあれば憂いなし」の体制構築に努力すべきだ。

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