西原男子 8強ならず 平成最後の春高バレー

春高バレーが行われた=6日午前、武蔵野の森総合スポーツプラザ

 平成最後のジャパネット杯春の高校バレー第71回全日本バレーボール高等学校選手権大会(主催・公益財団法人日本バレーボール協会など)が5日開幕し東京都調布の武蔵野の森総合スポーツプラザで行われた。県代表として出場した西原高校男子バレーボール部は3回戦で惜しくも敗退し、ベスト8進出はならなかった。

 3年生にとっては最後の大会。県代表として、9年連続24回目の出場を果たした西原高等学校(儀間昌子校長・生徒数944人)男子バレーボール部(城間修監督・部員39人)は5日の初戦で神奈川代表の川崎橘高校と対戦し、セットカウント2―0のストレートで勝利。続く6日の2回戦も石川県代表の石川県工業高校と対戦し、2―0のストレートで勝利した。続く7日のベスト8進出をかけた3回戦は秋田県代表の雄物川高校と対戦し0―2で敗れベスト8進出はならなかった。
 川崎橘、石川県工との試合は、リベロの新垣旭(2年)と福里尊生(2年)を中心に安定したレシーブをし、セッターの茂太隆次郎(3年)がアタッカー陣を生かし西原の高速コンビバレーが炸裂。池城浩太朗(2年)のジャンプフローターサーブで相手を突き放し、勝利した。
 雄物川との第1セットは雄物川のエース栗田陸(3年)の高さと力強いスパイク、鋭いジャンピングサーブに苦戦し、リズムを作れず落とす。第2セットは西原の強みのレシーブ力を生かし、素早いコンビバレーで追いつくが、雄物川の高さのあるスパイクやブロックに攻められ敗れた。
 キャプテンの宮平尚典(3年)は「この舞台まで上がってくるのは長かった。特にキャプテンになってからの1年間は結果を残すことができなくて悩んだ時期もあった。でも人間性がすごく成長した」と振り返る。後輩たちへ向けて「試合で勝つこともあったし負けることもあった。この経験を生かして、来年は自分たちの記録を超えてほしい」と期待した。
 スターティングメンバーと西原の試合の結果は次の通り。
 【スターティングメンバー】
 ➁仲村英治(2年・ウイングスパイカー)、➂池城浩太朗(2年・ウイングスパイカー)、➄茂田隆次郎(3年・セッター)、➆儀間敦也(3年・ウイングスパイカー)、11照屋良和(2年・ミドルブロッカー)、12山城友佑(3年・ミドルブロッカー)、➈新垣旭(2年・リベロ)、10福里尊生(2年・リベロ)
 【1回戦】
 ▽西原2(25―13・25―18)0川崎橘(神奈川)
 【2回戦】
 ▽西原2(26―24・25―17)0石川県工(石川)
 【3回戦】
 ▽西原0(16―25・21―25)2雄物川(秋田)

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