新垣さん親子、隣人を救助 家屋火災で的確に行動

今回表彰を受けた新垣家(左からめぐみさん、拓さん、愛佳さん)=7日、那覇市消防局

 那覇市消防局(島袋弘樹局長)は7日、昨年12月19日に那覇市識名で発生した住宅火災で、隣人2人を救助したとして同市に住む新垣めぐみさん(40)、愛佳(あいか)さん(21)、拓(ひろむ)さん(19)を表彰した。3人は親子で、娘の愛佳さんが隣の住宅から火が出ていることに気づき、母のめぐみさんと弟の拓さんに指示。連携して独居老人の2人の救助と119番通報、消防隊が到着するまでの初期消火を実施した。功績が認められ、賞状と記念品を授与された。

 火災は新垣家の隣の住宅で発生。長屋で2世帯計2人が入居する建物1棟が全焼した。
 救助は、救急救命士を目指し、今年3月に試験を受ける予定の愛佳さんを中心に行われた。近所付き合いもあり、隣人に高齢者が住み、足腰が弱っていることも熟知していた。
 ただ救助の際は「無我夢中だった」。現場の建物を見ると住人の高齢女性が顔を出していたため、声をかけたが動けなかった。入り口から入り、女性を背負って救助した。
 弟の拓さんは自宅の水道用ホースで火元の消火を継続して行い、母親のめぐみさんは、もう1人の独居老人に声かけを行った。出口とは反対の行き止まりの方向に向かって歩いており、同人の手を引いて出口まで誘導した。消防職員は「気がつかなかったら危なかった」と的確な対応を評価する。
 愛佳さんは「専門学校で学んだことが役立った。今回の件で救急救命士になりたい思いは強くなった」と語った。
 島袋局長は「ご家族は市民の模範。今後の活躍を期待する」とたたえた。

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