「今年の思い」筆に込める 新春書き初め大会 宮良小

今年一年に対する思いに、筆で挑む小笹のの子さん=8日午前、宮良小学校体育館

 石垣市立宮良小学校(仲間一史校長。全校生徒136人)は8日午前、新春書き初め大会を開き、全校生徒が今年一年に対する思いに、筆で挑んだ。1、2年生は各教室で硬筆に、3~6年生は体育館で毛筆に取り組み、目標を自分で意識し、練習を積むことの大切さを学び、教わった人への礼儀作法を実践した。

 体育館では、講師に招かれた同校の元校長・半嶺当永先生(67)が始筆の角度や筆の運び方を伝授。半嶺先生は「一年の気持ち、目標をしたためて頑張ろうという気持ちで書いてほしい。そして書の楽しさを味わってもらえれば」と願った。
 5年生の大城愛夏さん(11)、盛山あいりさん(11)、小笹のの子さん(11)は「進む勇気」としたためた。「『しんにょう』のはらい、『む』のバランスが難しかった」「キレイに書けたり、思いっきり〝サッ〟と書けたら楽しい」「いつもと違うことができて楽しい」と思い思いに話した。
 7日には、自分で考えた「今年の一字」を筆で書いており、大城さんは新しいことに挑戦できるように「新」。盛山さんは人を大切にする「大」。小笹さんはいつも笑顔でいられるようにと「笑」を選んだという。
 仲間校長は「皆さんから、文字を観察して手本通りに書くという意気込みを感じられた。本来、書き初めは自分の一年間の思いを込めて書くもの。それが皆さんの生活の基本となる。これから先も、そういう思いを忘れず頑張ろう」と激励した。

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