事故死ゼロ 継続願う 交通安全祈願で約60人

交通安全祈願式が開かれ、交通安全地蔵に手を合わせた=9日午後、冨崎観音堂

 八重山地区交通安全協会(辻野ヒロ子会長)主催の交通安全祈願式が9日午後、冨崎観音堂で開かれ、関係機関や団体約60人が集まり、本堂と交通安全地蔵に礼拝し、八重山管内の交通事故死ゼロの継続を願った。

 祈願式で辻野会長は「(昨年は)死亡事故ゼロ3年を達成できた」と、関係機関の交通安全意識の普及活動に感謝。新石垣空港の開港で交通事情が変化していることに触れ、「飲酒運転を減らし、安心安全なまちづくりを」と呼び掛けた。
 石垣市交通安全推進協議会会長の中山義隆市長は、「レンタカーが増えて物損事故が増加傾向。飲酒、酒気帯び運転も後を絶たない」と近年の情勢を述べ、「家庭、職場、地域が連携を密にして気運の盛り上げを」とあいさつした。
 八重山署の与那嶺一文署長は、昨年2018年の交通事故状況を報告。人身事故は100件で対前年比7件増。物損事故は1808件で83件増。飲酒運転の検挙者は128人に上り、対前年比で29件増となった。物損事故の51%はレンタカーによるものという。
 同署長は「飲酒運転取り締まりを強化し、各種取り組みを推進する」と決意を新たにした。
 石垣交通安全母の会(宮良和美会長)は、交通安全マスコット「蝶(ちょう)止まって」を配布。午後4時からは舟倉講演で交通安全駅伝を行った。

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