陸自ヘリが「編隊飛行」 恒例の年頭飛行訓練実施

飛行中のヘリコプター=9日、那覇周辺空域

 陸上自衛隊第15ヘリコプター隊(隊長・坂本貴宏一等陸佐)は9日、2019年の航空安全を祈願する年始恒例の年頭編隊飛行訓練を行い、機体同士の間隔を保って飛ぶ「編隊飛行」を披露した。今回の訓練には、坂本隊長以下36人の隊員のほか、一般参加者23人が集まった。坂本隊長は訓練開始式で「今日は普段お見せできない訓練を皆さまに見ていただく貴重な機会だ。最後まで妥協することなく、厳しい訓練をしてほしい。今年も航空安全を大前提としつつ、県民・国民の期待に応えられるよう、南西防衛などの任務を隊員みんなで頑張っていこう」とげきを飛ばした。

 今回の訓練の目的は隊形の保持、編隊飛行能力の向上、部隊の士気高揚を図ることにある。あいにくの曇り空の中、ヘリコプター4機は那覇基地から出発し、安定した編隊を保ちながら与那原から浮原、伊計島、久高島を回り、与那原、那覇基地へと戻った。途中、ヘリコプターより高速に飛行する連絡偵察機1機が合流し、4機のヘリコプター間をすり抜けて行った。
 訓練後は一般参加者向けに、基地内にある安全啓発室で研修が行われた。不幸な事故を風化させず、隊員の安全意識を高めることを目的に、同室には、夜間緊急患者空輸中に発生した事故現場を撮影した写真やヘリコプターの残骸等が展示されている。研修を担当した隊員は、事故で命を奪われた隊員や医師を思い、言葉に詰まりながら当時の状況を説明した。

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