中国福建省南東部の港湾都市・アモイからのクルーズ船が12日午後、石垣市の新港クルーズ岸壁に到着し、中国人観光客約2100人が石垣島に降り立った。市観光文化課観光推進班の友寄英成主事によれば、一定期間内にアモイからの定期的なクルーズ船の往来が開始されるのは初めて。これまでアモイからは年に数回程度だったが、今後は本格化し、3月までに10回以上の入港が予定されている。
アモイからのクルーズ船は12日が2019年初。石垣に入港する船の中で最大クラスのスーパースターヴァーゴがアモイから入港するのも初めてのこと。
同船が入港したのは午後1時前。関係者の話では、乗客のほとんどがツアー客で、12日は川平湾や石垣島鍾乳洞などを巡り、同日午後9時の同船で宮古島に向かう。福建省や広東省からの参加者が多く、北京や南京などからも来ているという。
初めて石垣島を訪れたアモイ出身の家族連れの男性は「父母と息子の3世代での旅行。次に長期休みが取れたら、東京や大阪、冬には北海道にも行きたいね」と話した。