2月24日に実施される「辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票」に反対する「県民置き去りの県民投票・大リレー演説大会」(日本沖縄政策研究フォーラム主催)が12日夜、浦添産業振興センター結の街で開催された。会場は満席になり、立ち見が出て臨時の席が用意された。
大会には宮﨑政久衆議院議員、平安座唯雄・元宜野湾市議、又吉清義県議、呉屋等宜野湾市議、砥板芳行石垣市議、古謝景春前南城市長らの政治家や保守論客らが集まり、県民投票に反対する理由を論じた。
このうち宜野湾市選出の又吉県議は「県民投票で基地問題が一歩でも前進するのか。一日でも早く解決するのか。そんなことは全く何もない」と批判。宮﨑衆院議員は「(辺野古埋め立て)反対が多数になったとき、どのような方法で、いつまでの期限で、普天間飛行場の危険性除去を実現するのか、その具体的な説明がない」と疑問視した。
県民投票条例の制定を県に直接請求した「『辺野古』県民投票の会」の元山仁士郎代表も会場を訪問。大会後、「県民投票自体に反対だという人もいると思っていた。ネットや伝聞だけでなく、自分で直接聞くのが確実だし、今日はそれを確かめることができて良かった」と感想を述べた。宮古島市、宜野湾市、沖縄市、石垣市、うるま市の合計5市が不参加を表明しているが「全市町村で実施してほしいという思いはある。タイムリミットまで諦めない」と強調した。