11日、久方ぶりの晴れ間に見舞われた八重山地方は、観測史上、1月としての最高気温を波照間集落付近と波照間空港と石垣島盛山で観測した。波照間では27・7度、波照間空港では27・9度で、5月上旬並みの気温となった。石垣島でも11日午後2時51分に今年最高の27・1度と4月下旬並みの最高気温を記録した。
バンナ公園では、カンヒザクラがピンクのつぼみを膨らませ、一部では開花も見せ、公園を散歩する自然愛好家を喜ばせていた=写真。
11日は八重山地方全域で今年の最高気温となっており、石垣島地方気象台によるとこの日八重山は一時的に高気圧の範囲内にあって午前10時から湿った南風が入ったことで気温が上昇したとのこと。ただこの日の夕刻には北風に戻り、天候は崩れている。
11日のほとんどのカンヒザクラは花芽やつぼみの状態が多く、本格的な開花はこれからではあるが、11日の陽気に誘われて、フライング傾向の桜の開花が見られたといえそう。
12、13日に寒さが戻ったが、14、15日にも気温は25度程度まで上昇した。気象台によると16、17日は雨が続く。18、19日は晴れ時々雲と、少し持ち直す予報になっている。