八重山商工高校の情報技術科2年生の仲本長尚君(17)、平野萌海さん(17)、玉城太成君(16)、仲村虹海さん(17)の4人がこのほど、IT系国家資格に合格し16日、同校で報告会が開かれた。4人のうち、2人が2試験に合格を果たした。
今回受験したのは、情報セキュリティマネジメント試験と工事担任者試験(DD3種)の2試験。仲本君、平野さんの2人が2試験に合格。
生徒会長でもある仲本君は「新しく覚える事は大変だったが、皆で勉強したことで合格につながった」と感想を述べた。将来については「島はセキュリティ意識が弱いので、(Uターン後)会社の中で呼び掛けられたら」と話した。
平野さんは「落ち着いて解けた。『いける』という自信はあった」と試験を振り返る。将来はIT関係の就職を目指しているようで、「セキュリティはどんな会社でも大切。経験を生かしたい」と将来を見据えた。
玉城君も情報セキュリティマネジメント試験に合格した。「自己採点でもギリギリだったが、届いてうれしかった。もっと勉強しないといけない」と悔しさをみせ、DD3種のみに合格した仲村さんは「再チャレンジしてセキマネに合格したい」と意気込みを示した。
試験は昨年10月と11月にそれぞれ実施。セキュリティマネジメントは100点中60点で合格。DD3種は3科目の6割正解で合格となる。