全国の刑務所受刑者の手作り作品を展示販売する八重山矯正展(主催・沖縄刑務所、八重山刑務支所、那覇少年鑑別所)が19日、石垣市バンナ公園南口管理棟で開かれ、朝からにぎわいを見せた。会場では400種類2300点の作品がずらり。約20分で完売する商品もあった。
矯正展は法務省が主唱する「社会を明るくする運動」の一環。刑事施設や少年施設の業務や運営状況を紹介するもので、石垣市では毎年1月に開催される。
会場ではベルト、ランチョンマット、かばん、財布、くつなどが展示販売され、多くの市民が来場した。
午前10時スタートだったが、午前全8時から開場を待つ市民もいたという。一番人気は6500円の燻製機。約20分で完売した。
また、那覇少年鑑別所はコンピュータを使った性格診断ブースを設けた。これは実際に鑑別所で使われるものの簡易版。質問をマークシートで回答し、約2分後に性格診断プロフィールが発行される。
担当者は「結構当たるプロフィールになる。鑑別所の事を知らない人が多いので、どういう所か知ってほしい」と話した。
八重山矯正展は20日まで。時間は午前10時から午後3時。