粗糖1500㌧を初荷 糖度良好、生産見込み9千800㌧ 石糖

出荷の粗糖がベルトコンベアーで船に積み込まれるのを見守る関係者ら=21日午前、石垣港湾岸壁新造船、栄聖丸内

 石垣島製糖(松林豊代表取締役社長)は21日午前、今期の操業で生産した粗糖1500㌧の初荷式を開催。長雨が続いている時期だが天候も回復を見せ、出荷は予定通り無事に行われた。粗糖は22日、千葉県の新東日本製糖㈱に向け輸送される。

 名蔵の工場から粗糖を載せた11㌧トラック8台が次々と石垣港へ向かい、港ではベルトコンベアーによりトラックから貨物船に移された。石糖では今期7隻の貨物船で粗糖を輸送する予定。
 初荷式で松林社長は「長雨の影響で出荷が2週間遅れた。糖度は14度。ここ4年間で一番の出来栄え。台風の影響が少なかったここと、何よりも農家の皆さんの頑張りのおかげ」と感謝した。
 運転手を代表して平良幸一さんが安全運転宣言。松林社長の乗る車両が先導しトラックが出発。
 石垣港に到着後の出荷式で、琉球海運㈱の比嘉茂常務取締役は「できたばかりの新造船、栄聖丸での初荷は喜ばしい。大事な砂糖を目的地までしっかり運びたい」と話した。
 今期の製糖期間は2018年12月6日から3月末まで。松林社長によると原料生産見込みは8万5千㌧で、砂糖の生産見込みは9千800㌧となっている。

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