10日から石垣島で自主トレーニングを行なっていた埼玉西武ライオンズの平良海馬投手(19)=八重山商工高校出身=は自主トレを終え、25日、島から飛び立つ。米大リーグのシアトル・マリナーズの菊池雄星投手と、埼玉西武ライオンズ・高橋光成投手、佐野泰雄投手の3人からのアドバイスや、専門家の下での勉強会を通じて、実り多いものとなった。トレーニングの成果や、プロ2年目となる今後の課題を聞いた。
―自主トレを通じて得たものは
3人の先輩投手に教えてもらった上半身に力を伝えるトレーニングを通じ、「下半身と体幹の弱さ」という課題が見つかった。
またほぼ毎日、専門家のもとで、力の伝え方などの〝野球の力学〟を学ぶ勉強会を行なっていたので、技術だけでなく知識も得られた。
―今回改善できた部分は
左足の踏み込み方と骨盤の回し方。これまではそういう部分にまで意識が向かっていなかった。先輩たちにアドバイスをもらって細かい部分にまで意識が向き、取り入れられるようになったのは大きかった。
―自主トレでの交流は
同じピッチャー陣なので、技術の話で教えてもらうところが多く、仲良くさせてもらえた。
―プロ1年目を振り返って、「通用する」と感じたことは
ボールのスピードが通用する部分ではあるが、甘いところに投げると打たれるので、コントロールも課題としてやっていきたい。
―2月1日からはキャンプ。それまでの過ごし方は
激しいウエイト・トレーニングもしたので身体を休めつつ、ランニングも入れて、高知県でのキャンプに備えていきたい。
―今後の目標は
今年は一軍に一度でもいいからあがって、実績を残していきたい。
―八重山のファンにメッセージを
今年は、自主トレで学んだことを生かして、一軍で投げられるよう頑張ります。