実り多い自主トレに 西武ライオンズ・平良海馬投手

故郷・石垣島の自主トレーニングでの成果と新たな課題を語る埼玉西武ライオンズの平良海馬投手=24日午前、市中央運動公園屋内練習場

 10日から石垣島で自主トレーニングを行なっていた埼玉西武ライオンズの平良海馬投手(19)=八重山商工高校出身=は自主トレを終え、25日、島から飛び立つ。米大リーグのシアトル・マリナーズの菊池雄星投手と、埼玉西武ライオンズ・高橋光成投手、佐野泰雄投手の3人からのアドバイスや、専門家の下での勉強会を通じて、実り多いものとなった。トレーニングの成果や、プロ2年目となる今後の課題を聞いた。
 ―自主トレを通じて得たものは
 3人の先輩投手に教えてもらった上半身に力を伝えるトレーニングを通じ、「下半身と体幹の弱さ」という課題が見つかった。
 またほぼ毎日、専門家のもとで、力の伝え方などの〝野球の力学〟を学ぶ勉強会を行なっていたので、技術だけでなく知識も得られた。

 ―今回改善できた部分は
 左足の踏み込み方と骨盤の回し方。これまではそういう部分にまで意識が向かっていなかった。先輩たちにアドバイスをもらって細かい部分にまで意識が向き、取り入れられるようになったのは大きかった。
 ―自主トレでの交流は
 同じピッチャー陣なので、技術の話で教えてもらうところが多く、仲良くさせてもらえた。
 ―プロ1年目を振り返って、「通用する」と感じたことは
 ボールのスピードが通用する部分ではあるが、甘いところに投げると打たれるので、コントロールも課題としてやっていきたい。
 ―2月1日からはキャンプ。それまでの過ごし方は
 激しいウエイト・トレーニングもしたので身体を休めつつ、ランニングも入れて、高知県でのキャンプに備えていきたい。
 ―今後の目標は
 今年は一軍に一度でもいいからあがって、実績を残していきたい。
 ―八重山のファンにメッセージを
 今年は、自主トレで学んだことを生かして、一軍で投げられるよう頑張ります。

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