前宜野湾市長の佐喜真淳氏が27日、石垣市民会館大ホールで講演した。昨年の知事選で落選したが「政治家は浪人中にいろいろな人とひざを交えて話し、キャッチボールすることが重要だ。いかにモチベーションを高め、さらなるチャレンジに向かっていけるか考えている」と、再起への意欲を示した。
米軍普天間飛行場返還後の跡地について「この土地は宝物だ。百年分の投資をしてもらいたい」と述べ、改めて早期返還と跡地利用の促進を要求。
跡地利用の具体策について「いろいろなことができる」とした上で、太平洋と東シナ海を同時に望むことができる「万国津梁の塔」(仮称)の建設を提案し「エッフェル塔と同じようなシンボルになる」と期待した。
辺野古移設をめぐる県民投票にも触れ「やるからには、歴史の時間軸をしっかり考えてほしい」と述べ、普天間飛行場問題の歴史的経緯を考慮に入れた県民投票であるべきと主張した。
講演会は(一社)すてきな沖縄を伝える会が主催した。