県議会で29日、「辺野古米軍基地建設のための埋め立て」の賛否を問う県民投票の選択肢を3択とする県民投票条例改正が成立したことを受け、石垣市の中山義隆市長は、2月1日の市議会臨時会に県民投票の予算案を上程する考えを示した。同日、八重山日報の取材に答えた。
県議会での条例改正は全会一致にはならなかったが、中山市長は「私は全会一致を条件にはしていなかった。県議会で可決されたので、市議会に予算案を上程する」と述べた。
中山市長はこの日、那覇市内で県議会の新里米吉議長と面会。新里議長は県民投票の実施に協力を求め、中山市長も市議会に予算案を上程する方針を伝えた。
当初、中山市長は県民投票の実施を拒否する構えを示していたが、県議会の与野党が条例改正で合意したことを受け、県民投票の実施にかじを切った。市は、他の市町村と同じ2月24日に実施可能としている。