石垣市商工振興会と地域おこし協力隊の渡邊義弘氏のコーディネートで実施された、市内のさしみ屋と天ぷら調査の総括が1日、八重山商工高校で開かれ、生徒が同事業の感想を述べた。
同調査は2018年12月号の雑誌「月刊やいま」や、農林水産省の「平成30年版水産白書」にも掲載されている。
このうち「月刊やいま」では、同誌の表紙にさしみ屋マップが採用された。このほか、各店舗の紹介も記されている。
渡邉氏は、「直近5年間の成果物となるので、仕事のキャリアにも使ってほしい」と活用を求め、観光客などへのアンバサダー(大使)としての役割にも期待した。
同事業に取り組んだ生徒からは、「いろいろな人にインタビューできた」、「店の住所が違うことで、資料を作り直すのが大変だった」、「島の人全員に知れ渡っているのはうれしい」など感想を述べた。
同事業は同校商業科観光コース3年生の課題研究の一環。人口と店舗数の割合を調査し、マップを作成することで観光客などに購入を促す施策を考案することなどが狙い。