「島の芸能を未来へ」 与那国で民俗芸能交換会

与那国島で民俗芸能交換会が開かれた=2日、与那国中学校体育館(ユーチューブより)

 島の伝統芸能発展に寄与しようと「民俗芸能の未来のために今できること」をテーマとした第2回民俗芸能交換会(与那国フォーラム主催)が2日、与那国中学校体育館で開かれた。竹富島の芸能関係者42人を招き、竹富と与那国の芸能を披露しあい、交流を深めた。
 与那国島からは地元5公民館を含む、62人の芸能関係者が参加。与那国町自治公民館連絡協議会、東、西、嶋仲、比川、久部良の6団体が芸能を披露。道唄、豊年歌劇、旅果報節、ながく節、比川美童、猫小節、アサカッティを演じた。
 交換会に招かれた竹富島からは42人のメンバーが種子取節(東支会)、竹富口説(西支会)、仲筋ぬヌベー(仲筋支会)、芋掘り狂言(狂言部)をそれぞれ披露した。
 会の冒頭、与那国フォーラムの崎原用能理事は主催者発表であいさつ。「少子高齢化の波は小さな地域ほど深刻。後継者育成は与那国の課題だ。交換会を通して、一芸を拝借し、発展させていきたい」と述べた。
 このほか、与那国町自治公民館連絡協議会の嵩西茂則会長、竹富公民館の上勢頭篤館長らあいさつした。
 与那国島では芸能の継承に関して師匠世代と演者世代との年齢差が広がり、世代間の空白が課題。同交換会で、情報交換や課題共雄を行うことなどが目的。
 同交換会は動画共有サービス「ユーチューブ」でもライブ中継された。

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