「子どもたちの学力向上と健全な心の育成を考える」をテーマに、2018年度の「いしがき教育の日」(主催・市教育委員会など)が3日午後、市民会館大ホールで開催された。教育功労者7個人5団体の表彰、「第1回石垣市算数・数学フェスティバル」入賞者の表彰式や市教委の学力向上推進取組の報告、災害をテーマにした講演会も開かれ、約530人の来場者が家庭、地域、学校、行政が連帯して教育を行う重要性を再確認した。
石垣安志教育長は主催者あいさつで、各学校の朝活動や家庭学習強化月間、放課の子供教室推進事業に触れ、「地域、学校、行政がお互いに手を取り合い、学習環境を整えていけば、子どもたちの学力は確実に伸びていく」と強調。中山義隆市長は教育功労表彰者らに対し、「これからも変わらぬ愛情で子どもたちを見守り、育てていただきたい」と激励した。
受賞者を代表して徳山純英さんが「常に感謝の気持ちを忘れず自己を磨き、努力し、教育発展のため精進していく」とあいさつした。
市教委は、昨年10月に初めて開催され、市内小中学校の全教職員約420人が情報共有と必要な教育実践について確認した「信泉プロジェクト市立小中学校教職員研修会」などの研修会、幼稚園教育、情報教育充実事業、読書活動等の取組、各種調査結果を報告した。
講演会では気象予報士の斉田季実治氏が「災害から身を守るために~気象情報の活用術~」と題し講演した。
教育功労の表彰者は次の通り。(敬称略)
【教育功労者】
▽個人=松山義範、半嶺当永、宮良千代、徳山純英、石川由紀子、森井一美、當銘剛
▽団体=川平棒太鼓獅子保存会、八重山ダイビング協会北部支部、NPO法人・夏花、川平老人クラブ寿会、名蔵小中学校PTA文化部