用地取得開始、近く造成着手 13日に一般市民説明会 石垣陸自配備

 石垣島への陸上自衛隊配備計画を巡り、沖縄防衛局は、平得大俣地区にある駐屯地建設予定地内のゴルフ場を1月末に取得した。駐屯地建設の用地取得は初めて。今月中にも用地造成工事に着手する可能性がある。一般市民向けの説明会を13日午後6時半から市民会館大ホールで開く予定で、工事の概要を明らかにして理解を求めるものと見られる。1日には石垣市議会の臨時会で住民投票条例案が否決されており、陸自配備を巡る当面の混乱は回避。今後は配備実現に向けた動きが着々と進む。

 沖縄防衛局は1月末、駐屯地建設予定地にある「ジュマールゴルフガーデン」の約9㌶を取得、約4㌶を賃借する契約を結んだ。現時点で取得した民有地はゴルフ場のみで、契約の相手方は一人。
 駐屯地建設予定地は約46㌶で、約半分は市有地が占める。防衛局は今後、残る民有地と市有地の取得を進める。市には既に用地取得に向けた協力を依頼した。市は今後、公有財産検討委員会を開き、防衛省に対する市有地の提供を諮った上で、認められれば不動産鑑定業務に入る。
 市総務課によると、3月議会で不動産売却の議案を上程するのはスケジュール的に厳しい。防衛省は今年度の陸自配備関連事業費に市有地も含めた用地取得費を計上しているが、市有地取得費は来年度への繰り越しになりそうだ。
 防衛局が3月までに用地造成工事に着手すれば、厳格化された県の環境アセス手続きは適用されない。防衛局が取得した民有地での用地造成工事は、昨年月の入札で株式会社國場組の受注が決定。13日に住民説明会が開かれることから、工事着手は14日以降の早い時期になると見られる。
 防衛局は用地造成工事の着手時期について「受注者と調整しながら、準備が整いしだい着手する予定だが、具体的な日は決定していない」としている。
 赤土流出防止の関連工事については3月1日の着工を県に通知している。今後の全体工事スケジュールについて防衛局は「南西地域の防衛の空白地状況を可能な限り早期に解消するよう取り組む」と早期推進を強調した。

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