海警トップに海軍出身者 中国、軍の影響力鮮明に

 【北京共同】中国の海上警備を担当する中国海警局(海警)のトップに、中国海軍で東シナ海を管轄する東海艦隊出身の王仲才(おう・ちゅうさい)少将が就任したとみられることが、7日までに国営中央テレビが報じた映像で分かった。
 海警は昨年7月、政府の組織から軍最高指導機関、中央軍事委員会の指揮下の武装警察に編入された。海軍出身者のトップ就任で、海軍の影響力を強く受ける「第2海軍化」が、さらに進むとみられる。尖閣諸島(石垣市登野城)周辺の警備などを巡り日本側も動向を注視する必要がありそうだ。

 3日の中国メディアの報道によると、中国軍の制服組トップ、許其亮(きょ・きりょう)中央軍事委副主席が春節に当たり、海警の指揮センターを訪問。その際の中央テレビの映像で、武装警察の制服を着た王氏が、許氏の隣で海警幹部らを紹介している姿が確認された。
 王氏は駆逐艦の艦長などを歴任し、東シナ海を管轄する東海艦隊で長年勤務。同艦隊の副参謀長を務めた。
 中国海警は日本の海上保安庁に相当する組織として2013年に発足。初代海警局長として公安省出身の国際刑事警察機構(ICPO)前総裁、孟宏偉(もう・こうい)氏=中国当局が収賄容疑などで調査=が就いたが、その後のトップは不明だった。

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