97歳のカジマヤーを祝うパレードが7日午前、石垣市大浜地区で行われ、仲皿秀さん、東与那覇ヒデさん、山盛静さんの3人を祝い、その長寿にあやかろうと大勢の人たちが沿道で出迎えた。
生年祝いを行うために組織した亥年生年合同祝賀会実行委員会(前田島正介委員長)によると、今年、大浜地区のカジマヤーとなるのは▽仲皿さん(1923年6月10日生)▽東与那覇さん(同年9月29日生)▽山盛さん(同年12月5日生)▽新盛菊さん(同年12月8日生)の4人。
このうちパレードには、仲皿さん、東与那覇さん、山盛さんの3人が参加。風車などで飾り付けられた三輪自動車に親族とともに乗った3人は、大勢の地域住民らに笑顔で手を振ったりしながら、大浜地区を巡回した。
途中、JAおきなわ大浜支店前でセレモニーが行われ、大浜公民館の福島英和館長が「新元号の下、ますます健康で、長寿であることを祈っている」とあいさつ。中山義隆市長が「皆さまが築き上げた繁栄を守り育て、さらに市を発展させ、次の世代に継承していく」と祝辞を述べた。カジマヤーを代表して山盛さんが「今日のめでたい日を迎えられ、うれしい限り」と感謝し、お礼を述べた。
また大浜婦人会と老人クラブ長寿会が「花のカジマヤー音頭」を、おっかん家皆家族会が「これから音頭」を披露し、老人クラブ長寿会の前津栄昭会長が万歳三唱の音頭を取った。
山盛さんは「(長寿の秘訣は)朝の散歩と畑をたがやすこと。おいっ子やめいっ子と毎日おしゃべりすること。本当に幸せ。感謝、感謝」とほほ笑んだ。
東与那覇さんは「盛大なパレードをしてくれてありがとう」と伝え、仲皿さんはにこやかな表情で親族らと記念撮影をしていた。
午後2時からは、13歳から97歳までの生年者を地域全体で祝おうと、大浜公民館で合同祝賀会も催された。