「さわやかに西表島の大自然を走ろう」をテーマにした、町制施行70周年記念第26回竹富町やまねこマラソン大会(主催・竹富町体育協会)が9日、西表西部の上原小学校を発着点に行われ、23㌔、10㌔、3㌔の3部門で1063人のランナーが大自然の中を駆け抜けた。男子23㌔は小林洋(40)=小浜=が1時間26分10秒で5連覇。同女子は石川めぐみ(43)=石垣市=が1時間50分2秒で2度目の優勝を果たした。完走率は97・6%。
開会式の選手宣誓では3㌔の部の大城空也君、狩俣幸奈さんが力強く宣誓。最後まで走り抜くことを誓った。上原小学校の児童は創作獅子を演舞。2頭の獅子がくす玉を引っ張ると、「安全に気をつけて完走目指してがんばれ」と書かれたメッセージが登場した。
開会式後の午後12時40分、西大舛高旬町長の号砲と共に、23㌔の部のランナーが一斉にスタート。続いて10㌔、3㌔の部と10分おきにレースが始まった。
23㌔スタート直後の午後1時の気温は24・1度に湿度は71%。ジョガーたちは西表島の自然を満喫しながら、記念撮影を撮るなど、各自のペースでランを楽しんだ。
沿道では選手たちを応援しようと、地域の住民やボランティアが奮闘。盛んな拍手や「がんばれ」などと声援を送り、ランナーの背中を押した。
男子10㌔は川満晃弘(37)=西表住吉=が36分46秒で2連覇を達成。同女子は野口歩美(22)=那覇市=が44分15秒で初優勝した。
中学生の男子3㌔の部では、波照間中学校3年の慶田本碧(15)が9分45秒で初優勝。同女子は小浜中学校2年の石垣妃菜(14)が11分39秒で2連覇を達成した。
同大会のエントリー数は1232人。当日は1063人が出走し、1038人が完走した。完走率は23㌔の部で94・6%、10㌔、3㌔の部は100%だった。