星のや竹富島(本多薫総支配人)はこのほど、施設内の畑で竹富保育所の子どもたちを招き、クモーマミ(小浜大豆)の種子まきを行った。竹富島から失われた在来大豆、クモーマミの復興プロジェクトの一環。
今回の種子まきに使われたクモーマミは、先月末に八重山農林高校から譲り受けたもの。汗ばむ陽気の中、子どもたちは「鬼は外」などと言いながら楽しい気分で作業した。本多総支配人は「昨年は施設内で収穫した粟を種子取祭で奉納することができました。今年は失われた在来大豆を栽培して、島の食文化復興のお手伝いをしたい」と意欲を語った。
今後は5月ごろ、竹富小中学校児童生徒と一緒に収穫し、6月の島民向けイベント「集落の日」では豆腐づくりを計画している。(隅田賢通信員)