取材で知り合ったスポーツライターの男性(34)から現金約40万円を脅し取ろうとしたとして、警視庁巣鴨署は13日、恐喝未遂の疑いで、元プロ野球選手でロッテに所属していた石垣市出身の無職大嶺翔太容疑者(27)を逮捕した。「脅した認識はない」と容疑を否認している。
逮捕容疑は昨年11月上旬ごろ、男性の携帯電話に金銭を要求するメールを数回にわたって送った上、「ヤクザと関わりのある人をそちらに行かせてもいい」などと脅した疑い。2人は昨年6月の大嶺容疑者の引退発表後、取材を通じて知り合い。8月ごろから金銭の要求が始まり、男性は計約200万円を貸したという。大嶺容疑者は「球団の退団金や車の売却代で返済する」と、さらに現金を要求。男性が11月に巣鴨署に相談した。
大嶺容疑者は2010年に八重山商工高からドラフト3位で入団し、通算196試合に出場。昨年、金銭トラブルが原因で引退し。球団に複数の債権者から連絡が入るようになっていたという。