玉城デニー氏の知事選出馬に伴い、4月21日に投開票される衆院沖縄3区補選に立候補するフリージャーナリストの屋良朝博氏は15日、後援会事務所開きを沖縄市で行った。玉城知事や、国政野党の国会議員、県政与党の県議、支持者らを前にマイクを握った屋良氏は「玉城知事の沖縄への思いを引き継いで選挙戦を頑張る。沖縄の問題を国政に問う。私たちはオール沖縄だ。右も左もない」と訴えた。
元県紙記者として、米軍基地問題を取材したと過去を振り返った屋良氏は「沖縄が日本の中でどんな仕打ちを受けてきたか、取材をして知らされた。外国の基地に比べ、非民主的な立場に置かれている」と強調。「米国は、基地はどこでも良いと言っている」と述べ、日本政府が沖縄に基地を集中させているとの見方を示した。
玉城知事は県民投票への参加を呼び掛けるよう支持者らに求め、投票結果を日米両政府に訴える考えを示した。屋良氏は玉城氏や後援会長を務める仲里利信元衆院議員らとガンバローを三唱。連合沖縄の大城紀夫会長からは推薦書が交付された。