若者と県民投票語り合う 元山氏、公開生放送に出演 FMやんばる

嘉陽宗一郎さん(右)らとラジオ出演した県民投票の会の元山仁士郎代表=16日、名護市のFMやんばる

 「辺野古」県民投票の会の元山仁士郎代表(27)は16日、名護市のFMやんばるの番組「未来を決める2.24若者ラジオ」の公開生放送に出演した。昨年の名護市長選と県知事選で政権与党が推薦する候補者の選対本部青年部長を務めた嘉陽宗一郎さん(24)らと若者目線で県民投票について語り合った。
 元山代表は県民投票の意義について問われると、「投票日までの過程に意義があると思う」と答え、意見の異なる人との対話が重要だとした。投票結果の法的拘束力がないことについて、当初5市が不参加を表明したことを例に挙げ、「なぜそこまで県民投票をさせたくなかったのか考えると、政治的な拘束力はかなりあると言わざるを得ないのでは」と話した。

 出演した名護市の新垣康大さん(24)は基地があるゆえのメリット、デメリットについて語り、「辺野古を埋め立てることには正直反対。ただ普天間の危険除去が第一の問題で受け入れ先が辺野古だと25年前に決まっている。今回の件でまた振り出しに戻すのか」と複雑な心境を語った。
 元山代表は「県議会議員に行っているアンケートの回答を見て、18日以降に期日前に行きたい」とした。県民投票の会は13日、全県議会議員に対し、普天間飛行場に関するアンケートを実施しており、18日までに回答を求めている。
 琉球大学1年で京都府出身の阿山咲春さん(20)は「まだ迷っているが、投票に行くということが県民にとって一番大切かなと思うので、行くことをみんなに勧めたい」と語った。嘉陽さんは「県民投票の意義にはまだ疑問を持っている。しかし私たちはこの問題が終わってもその先の人生がある。基地問題を通して沖縄はどうあるべきか、賛否だけでなく、もっと考える人が増えてほしい」と語った。
 リスナーからは「みんなで考えることが大事。建設的な意見が心に響くので、これからの時代を担う若者や子どもたちに未来の沖縄に夢を持てる世の中になってほしい」とメッセージが届いた。

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